羽曳野の塾、英伸スクールの時事問題を考えるVol.2サマータイム議論

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2018/08/22 羽曳野の塾、英伸スクールの時事問題を考えるVol.2サマータイム議論

8月22日の日経新聞の「Count Down東京2020」というコラムに、「サマータイム議論に不安」(実質反対)という記事が掲載されていました。

 

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が7月27日、首相官邸を訪れました。

そして安倍首相と会談し、大会期間中の暑さ対策として、サマータイム(夏時間)の導入を検討するよう申し入れました。

 

背景としては、今年の猛暑があります。

マラソンのスタート時間を当初の予定より30分早めて7時としましたが、森会長としては、「マラソンなど一部競技の日程を朝早くにしたが、それだけで異常な暑さに耐えられるのか。抜本的な暑さ対策を考えなければならない」「2020年オリンピックを契機に、サマータイムが実現すれば、大会のレガシーになる」というわけです。

 

結果、2018年8月7日に政府が「サマータイムを検討する」としたのです。

 

NHKの8月の世論調査で、「サマータイムを導入することに賛成か反対か」を聞いたところ、賛成が51%、反対が12%、どちらともいえないが29%でした。

賛成が圧倒的に多くなっています。

 

しかし、質問に誘導があったのではという意見もあります。

というのは「暑さ対策として夏に生活時間を早める」とだけ聞いて、本来のサマータイムの意義を理解せずに答えさせていることなどが指摘されています。

 

報道が先走っている感があって、2018年8月6日午前の菅官房長官の記者会見で菅義偉氏は「政府としてサマータイム導入を目指すとの方針を決定したという事実はありません」「国民の日常生活に影響を生じ、大会までの期間が限られている」と明言しています。

 

サマータイムは基本的に高緯度地域で導入されています。

そのため、夏に時間をずらすことでの恩恵が得られやすいということがあります。

日本の場合、北海道が欧州のフランスースペインあたりの緯度に相当するので、それ以外の地域ではあまり恩恵を受けられません。

 

日本ではかつてGHQ占領下でサマータイムが実施されていたが、不評でした。

そして占領解除のタイミングでサマータイムは廃止されたという事実があります。

 

また、2年後の実施では物理的に間に合わないという意見もあります。

 

賛成する人は、「日本人だったらできるかも」とか「サマータイムは私はすきだ」とかの感情論が多いような気がします。

 

オリンピックのマラソンが7時スタートだったら暑いというのなら、5時スタートにすればいいだけだと個人的には思うのですが、サマータイムにして実質5時スタートにもっていこうというのは、このやり方はどうなんでしょうか。

 

 

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